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277号 シンマイ 高田貴美彦

2020/07/13
丹波篠山市の学習塾 レオ

シンマイ
  
 マンガは最近ほとんど見ていないのですが、先週たまたま面白そうなタイトルが紹介されていたので、読んでみたら少しはまりました。

  『シンマイ新田イズム』少年ジャンプ+ に連載されていました。
とある高校に新任として採用され副担として1年生を担当する新田先生が、
担任のベテラン寺部先生と組んで生徒達との日常を描くという学園コメディーです。

  定年まであと1年のベテラン寺部先生の心境がよくわかる年になってきました。
僕も、学校に勤めていたら定年まであとわずかです。

  入学式の日に、新田先生が寺部先生に質問します。

寺部「私はこれでも教職30年以上だからね。わからないことがあったら遠慮
   せずになんでもききなさい。」

新田「あ、では1つよろしいですか?」

寺部「何かな?」

新田「教育とは一体なんなんなんでしょう?」

寺部「んま゛ぁ!!のっけからすごい質問きちゃったよ!!!
      とりあえず、今はそんなこと考えなくていいんじゃないかな。
      まだ教師になったばかりで。」

新田「生徒のことを考える気持ちに新米もベテランもないでしょう?」

とこんな調子で始まります。

もちろん、コメディーでマンガですから色々と面白いこと満載です。
授業初日、数学の授業を始めた寺部先生に「先生の授業はつまらないと思います。教え方は上手い、流石だとは思います。でも『いい授業』だとは思えないんです。」と言い放ち、代わりに授業をします。

  退屈そうにしていた子どもたちの顔つきが変わってきました。
寺部先生は、こうつぶやきます。

  よくよく考えれば、皆初めての授業で少し緊張していたのかも知れない。
でも私は、そんなことはお構いなしに淡々と授業を進めてしまっていた。
「上手」だけど「いい」授業じゃないってこういうことか。

しかし何故。

少し前まで生徒の立場だった新田くんにこんな授業が。
いや違う!! だからこそ生徒のことがわかるんだ。
生徒に近いからこそ。

私は長い教員生活の中で、いつしか無難に仕事をするように考えていた。
生徒のことがわからなくなっていったんじゃなくて、
わかろうとしなくなっていったんだ。

教師の仕事は生徒を思いやることだというのに。
まさか、新任の教師に教えられるとは。
私もかつてはあんな真っ直ぐな眼をしていたはずなんだ。
私はやるぞ、生まれ変わるんだ。
もう一度、一教師として。

 さて、僕もまさか、マンガに教えられるとは思ってもみませんでしたが。
大学生講師と個別指導や講習会で一緒に授業をしていると、度々
「ほぉ〜、この教え方いいな。」というのも同じかなと再確認しました。

高田貴美彦、少し生まれ変わるかもしれません。
また、この寺部先生と新田先生の話はちょいちちょい出てくると思います。
お楽しみに。