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講師ブログ

163号 猫の耳の秋風 高田貴美彦

2017/09/18
篠山市の学習塾 レオ

馬耳東風(ばじとうふう)。
東風は、春を告げる暖(あたた)かい風。
長い冬が終わり、待ちに待った春の風が人々の耳をくすぐります。
でも、馬の耳にはその楽しさがわからない。
他人の意見を全く聞こうとしない。
また、良い意見を言われたのにそれに気付かないという意味のことわざです。

先日、初めて電子書籍を買ってみました。
アマゾンのキンドル。
急いで読みたい資料が活字本でなかったので、ポチッとボタンを押していくと、ダウンロード出来て、5分程で本が手元(てもと)に届きました。
ページをめくるのもスイスイで、「しおり」もつけられます。
何よりも字が大きく出来るので、最近、近くの字が読みにくくなってきた目には親切です。

  アイパッド1つの中に何冊も入るのはびっくりで、毎日重い教科書をリュック一杯に入れて登校する中学生の教科書に使ったら便利だろうし、「オキベン」もしなくなるだろうと考えました。

  ひとり灯(ともしび)のもとに文(ふみ)をひろげて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなう慰(なぐさ)むわざなる。吉田兼好(けんこう)『徒然草(つれづれぐさ)』13段

  秋の夜、虫の音(ね)を聞きながら、あかりを手元(てもと)に引き寄せて、本を読むことほど楽しいことはない。外国や昔の人の書いたものを読むと色々と知ることがありもまるで本の中に出てくる人、本の作者が身近(みじか)にいるようだよ。

  さて、僕は書き物の資料にするために読んだので実用的な内容だったのですが、小説や古典をキンドルで読んだら、「友」となれるでしょうかね。

  馬の耳の春風、今の季節なら猫の耳に秋風かな?
風が少しでも耳に届けばいいのですが・・・。
読書については、また次の号に続きます。

*前号はこちら==>http://www.sc-leo.co.jp/blog/534.html